中耳炎

中耳炎は、細菌が中耳に入り込み炎症を起こす病気です。こどもの耳が痛いという訴えで始まって中耳炎が多くあります。
気づかないものを含めて、小学校へなるまでにほとんどの子が1度は発症しているといってもいいほど、子供に起きやすい病気のひとつです。
耳の中の炎症は、耳の穴、外部からの菌の侵入によるものと考えがちですが、中耳炎は、鼻の奥にある「耳管」を通って「中耳」に入り込んだ菌が鼓膜やその内側に炎症を起こします。
よって、プール・お風呂の水が入るためではありません。のどや鼻に菌が入ることが原因となり、風邪をきっかけで発症する場合がほとんどです。菌の8割が肺炎球菌とインフルエンザ菌と言われていますが、炎症が軽い場合は、鼓膜の充血程度の症状で済みます。
しかし、多くは中耳に膿が溜まることで鼓膜が真っ赤に腫れることがあります。膿がいっぱいになり鼓膜を圧迫すると、鼓膜の穴が生じ、膿が出てきます。この時に強い痛みがあらわれて、膿が出てしまうと痛みは消えていきます。
また、子どもは中耳炎になりやすいのでしょうか?小さな子どもは耳管が短く、咽頭に対して水平に近い角度に位置するため、ばい菌が中耳に侵入しやすい造りになっています。そのため、顔の造りが大人に近づく小学校・高学年以降からは、耳管の長さや角度も変わってくる為、中耳炎になりにくくなります。

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